こんばんは。サクヤです。
今日は、昨日に引き続き、旧真空の月でUPした小説続編を、再UPします。
昨日と同じで、読みたい、と思う方は、つづきを表示を押してください。
【レインストリート】
〜第1話〜
―――ポロン。ポロン。
今日も、音楽が聞こえる。
あの、古ぼけた洋館から…。
その洋館の歴史は、今から数百年前に遡る。
そこは昔、洋館を中心とした一体を治める、領主の屋敷だった。
そしてその領主は、まだ20歳の、青年といっても通る、音楽が大好きな男だった。
ピアノを弾くことから始まり、作詞作曲。歌を歌うまで。
そのため、ピアノの部屋や、鑑賞する部屋。ありとあらゆる音楽関係の部屋が、屋敷の大半を占めていた。
しかし、その領主は、体が弱かったため、若干38歳にして、この世を去った。
その後、事業拡大のため、屋敷の解体が決定した。
しかし、工事を始めるたび、不可解な事件が起きるようになった。
工事に取り掛かろうとした者たちを、次々と不可解な死が襲うのだ。
その結果、工事は中止することになった。
その土地に居を構えていた住民たちは、土地を捨て、東に移住した。
誰もいなくなったその土地は、不可蝕地として、永久に足の踏み入れることのない場所になった。
そうすることで、その土地は、完全な陸の孤島となったのだ。
そして、それから約100年。
誰も踏み入ることのなくなった土地は、次第に木々の芽を付け始め、今の樹海となった。
人間が踏み入ることのない、魔の樹海へ……。
そして、現在。
その洋館からは、毎日、音楽が聞こえる。あの、ピアノの音が…。
にゃ〜〜。
また、猫が一声鳴いた。
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以上です。
では。失礼します。